IRODORIのコンセプトを理解していただくために、まず私がダンスに携わるきっかけをお話しさせてください。
突然ですが、あなたは子どもの頃、どんな性格でしたか?
明るい、元気、まじめ——さまざまな性格があると思います。
大人になった今、過去を振り返って自分の性格を表現することができるでしょう。
私の場合、心臓の病気があり、あまり外に出ることができませんでした。
そのため、どちらかというと大人しく、周りに合わせるタイプでした。
幼少期の生活環境や経験によって形成された性格や考え方は、大人になっても引き継がれます。
私の人生のターニングポイントは、25歳でダンスに出会ったことです。
自分の好きなことを見つけ、振付を作り、ダンスで表現し、他者から認められる。
これらの経験は私にとって大きな刺激となりました。
好きなことを続けることで、ZUMBAというダンスフィットネスの専属振付師になることもできました。
ダンスとの出会いと、それを取り巻く環境が、私の人生を良い方向に変えてくれたと感じています。
私はもっと多くの人に、踊ること、振付を作ること、そしてダンスを通じて表現することの喜びを届けたいと思いました。
その一環として、2022年から学校教育の現場にダンスフィットネスを届けたいと考え、県内外の中高生への指導に取り組んでいます。
子どもたちのはじけるような笑顔や、先生と一緒に踊る姿を見ることができました。
また、受講後の感想で
「ダンスに対するハードルが下がった」
「気分転換になった」
という声を聞けたことが何より嬉しかったです。
過去の私のように、ダンスを通して何か良い方向に進めるかもしれない
——そう強く感じました。
私が幼児教育に興味を持ったきっかけは、先生方からの悩みを聞いたことでした。
具体的には、以下のような悩みがありました。
◯ダンスの内容がワンパターンになる
◯モチベーションの差が激しい
◯個性を引き出せている気がしない
◯過去の指導内容が通用しない
◯興味や主体性を持てていない
私は、幼児教育に携わる先生方は研修などで音楽や踊りを学んでいるので、皆さんが得意だと思い込んでいました。
幼児期は、社会性を育む上で大切な時期です。
子どもたちを見守る先生方は、安全性はもちろん、学びや園のコミュニティをより良くするために日々努力されています。
しかし、その中でダンス指導や振付作りに力を注ぎ続けることは難しく、苦手な先生もいらっしゃることでしょう。
現場の声を聞きながら、理想的な状態を考えました。
その結果、主に以下の3つに絞られました。
◯一斉指導
◯個性、好きなことを表現できる
◯指導が苦手な先生でもできる
これらの要素を含むカリキュラムがあれば、先生方の負担を軽減ができる。
そして、子どもたちの個性や「好き」を引き出すことができると考えました。
そのカリキュラムが**「IRODORI」**です。
IRODORIは、一斉指導でありながら、子どもたちの個性や「好き」を取り入れることが最大の特徴です。
単にダンスステップを教えるだけでなく、約6か月間の長期プログラム。
その中では、
◯喜怒哀楽の感情を再認識するワーク
◯ダンスステップの習得
◯表現を練習するワーク
などを組み込んでいます。
さらに、子どもたちが飽きないように親しみやすい専用カードを用意。
指導時間外でも遊べる自己学習サポートもあります。
名前の由来は「人生を彩る」という言葉からです。
自分の「好き」をダンスで表現し、人生を彩る。
好きなことや興味のあることを動きに変えてダンスに取り入れることで、それぞれの違いを認め合う練習にもなります。
詳しいカリキュラムを知りたい方は、下記のページをご覧ください。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
熱心なあなたは、日々子どもたちのために何ができるかを考えていらっしゃることと思います。
私はこれまでのダンスフィットネスインストラクターや振付師としての経験を活かし、
**「IRODORI」**を制作しました。
このプログラムで、多くの園児や先生方のお力になれたらと考えています。
正式な運用は2025年の春頃を予定しております。
しかし、私はまだ現場の悩みを十分に把握できていないかもしれません。
そこで、あなたにお願いがあります。
数分だけお時間をいただき、ごく簡単なアンケートにお答えいただけないでしょうか。
あなたのご意見をもとに、「IRODORI」のカリキュラムをより良くしたいと考えています。
最後までお読みいただき、心から感謝いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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